超低汚染リファインシリーズ

アステックペイントは汚れが付きにくい機能を持った「低汚染塗料」の開発に力を注いでおり、リファインシリーズはより美観の維持に特化した「“超”低汚染塗料」です。雨で汚れを洗い流し、塗装したての外観をいつまでも綺麗に保つことができます。

超低汚染リファインシリーズの特徴

特徴1：超低汚染性

超低汚染性を実現するために重要なのは、3つの性能です。

①緻密性

一般的な塗料は、塗膜の緻密性が低く汚れが入り込みやすいという欠点がありました。

リファインシリーズは、緻密で強靭な塗膜を形成するので、粒子の細かい汚染物質も突き刺さりにくく、長期に渡って美観を維持することが可能です。

②親水性

親水性とは、水となじみやすい性質を言います。

この性質により、塗膜に汚れが付着しても、塗膜と汚れの間に雨水が入り込み、汚れを浮かせて洗い流すことができます。

③防カビ・防藻性

「JIS Z 2911 かび抵抗性試験」および「藻抵抗性試験（社内試験による）」に合格。

カビや藻の発生を抑え、長期間美観を保ちます。

各種試験でも超低汚染リファインシリーズの効果が発揮されています

【実際の屋外環境でも、圧倒的な汚れにくさを実証】

超低汚染リファインシリーズと他社塗料を塗った板を屋外に設置し、経過観察を行いました。超低汚染リファインシリーズは、他社塗料と比較して美しさを維持しています。

■屋外暴露雨筋試験/１年経過後比較

【カーボンブラックを使った過酷な試験でも、圧倒的な汚れにくさを実証】

家の外壁に多い「サイディング」の表面を各塗料で塗装後、カーボンブラック分散水で汚染します。その後、水で洗浄し、汚染前と洗浄後で汚れの落ち具合を比較しました。超低汚染リファインシリーズは他社塗料と比較して、汚染前・洗浄後の違いがほとんど見られませんでした。

■防汚性評価試験　※社内試験にて実施

特徴2：高耐候性

促進耐候性試験（キセノンランプ式）で、Siシリーズは4500時間（耐用年数約15～18年）、MFシリーズでは6000時間（耐用年数約20～24年）が経過しても光沢保持率80%以上を保持するということが実証されています。

※あくまで試験環境下にもとづく推測値であり、耐候性を保証するものではありません。実際の自然暴露環境下では、下地の状態、施工方法、気象条件により耐候性は異なる場合があります

超低汚染リファインシリーズ

一般的な塗料に含まれる白色顔料「酸化チタン」は、紫外線の影響を受けると劣化因子「ラジカル」を発生させ、周囲の樹脂を破壊、劣化させてしまいます。

超低汚染リファインシリーズは、発生したラジカルによる樹脂の劣化を抑えるシールド層を持つ「高耐候型白色顔料」を使用。これにより樹脂の破壊、塗膜の劣化を抑えることができます。

超低汚染リファインMF-IR

一般的なフッ素樹脂は交互性が低いため劣化しやすい結合箇所があり、紫外線により塗膜の劣化が進行してしまいます。

超低汚染リファインMF-IRは、劣化しやすい結合箇所が少ない「完全交互結合型フッ素樹脂」採用しているので、紫外線に対して優れた耐候性を発揮します。

さらに、劣化に強い無機成分（特殊時強化剤）を樹脂に固着させて、耐候性の向上も実現しています。

超低汚染リファインSi-IR

超低汚染リファインSi-IRは一般的なシリコン塗料よりも無機成分を豊富に配合しています。

それにより樹脂同士が強固に結びついて緻密で強靭な塗膜を形成するため、紫外線に対して優れた耐候性を発揮します。

特徴3：可とう性

超低汚染リファインシリーズは、優れた可とう性（柔軟性）も兼ね備えている塗料です。

柔軟性と強靭性が高い塗料は下地の動きに対応し、表面にひび割れが発生しにくく、劣化の進行を抑えられます。

特徴4：遮熱性

超低汚染リファインシリーズは、一般的な塗料に含まれているカーボングラックなどの顔料より平均日射反射率が高い「特殊遮熱無機顔料」を使用してるため、高い遮熱効果が期待できます。

また、屋根の上に温度計を設置し、遮熱性の比較実験を行ったところ、外気温は5.4℃上昇しましたが、施工した箇所の表面温度は17.5℃低下しました。

特徴5：遮熱保持性

一般的な遮熱塗料は時間の経過とともに付着した汚れが熱を吸収するため、徐々に遮熱効果が低下してしまいます。

超低汚染リファインシリーズは綺麗な状態を保つことができるので、汚れによる熱の吸収を防ぎ、長期的に遮熱効果を発揮することが可能です。

社内試験にて実施した「遮熱保持性比較実験」では、4枚の板に同量の光源を照射したところ、超低汚染リファインシリーズを塗った板は汚染前と汚染後でほぼ温度差がなく、遮熱性が維持されていることが実証されました。

さらに、「防汚材料評価促進試験」では、塗膜表面を汚染させて水で洗浄し、汚染前と洗浄後の日射反射率から日射反射率保持率を算出したところ、超低汚染リファインMF-IRは他社の塗料と比べ、日射反射率保持率が非常に高く遮熱保持性に優れていることが実証されました。